2022/03/18

【注意喚起】マルウェア「Emotet(エモテット)」感染被害の拡大(再手配)について

 最新セキュリティ情報の紙面版・動画版及びYouTubeチャンネルの注意喚起情報などにおきまして手配させていただいております
   マルウェア
「Emotet(エモテット)」
につきまして、
鳥取県内において被害の連絡が多数入ってきており、感染被害が拡大していることから、再度、注意喚起させていただきます。

 Emotet(エモテット)は、過去にやり取りのある実在する組織、人物の名前、メールアドレス、メール内容等が攻撃メールに流用され、あたかもその相手からの返信であるかのように見せかける巧妙な手口によって、ウイルスが添付されたファイルを開かせようとするマルウェアです。
 令和4年2月15日付【速報・注意喚起情報】マルウェア「Emotet(エモテット)」感染事案発生について
 ブログ https://itct-net.blogspot.com/2022/02/emotet.html
 YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/watch?v=n3kjsaRHZ80

 今回、感染被害が拡大している鳥取県内の事例では、これまでと同様に過去にやり取りのある実在する組織名、個人名から
   パスワード付きZipファイル(エモテット)が添付されたメール
が届き、
   メール本文中に記載された解凍パスワードを使用して実行する
こと
で感染しています。 
 メールの件名には、
   これまでにやり取りしたメールと同じ件名に返信を示す「RE:」
がつけられ、あたかも返信メールであるかのように偽装されています。



感染確認ツール EmoCheck(エモチェック)により感染の有無を確認することができます。
JPCERTコーディネーションセンター
Emotet感染有無確認ツールEmoCheck(エモチェック)配付元

 
 ウイルス対策ソフトを導入していても検知されない事例も確認されています。

 Zipファイルなどの圧縮されたファイルが添付されたメールを受信した場合、ウイルス対策ソフトを導入していても、正しくウイルスチェックされないケースがあります。

 今回、感染した端末で使用されているメールソフトは、
   主に Microsoft社のOutlook(アウトルック)
であること等の特徴があります。

 圧縮ファイルが添付されたメールを受信した場合、やり取りのある企業や親しい友人からのものであったとしても、安易に開いてしまうことなく、送信者に電話などで、直接、メール送信事実について確認するなどして細心の注意を行って下さい。

 エモテットに感染してしまうと、貴方の名前を語られ、これまでに貴方がやり取りしたことのある関係企業や友人、知人等に対して、同様のファイル(エモテット)が添付された別のなりすましメールを大量に送信してしまうこととなり、感染被害がさらに拡大します。
 このようなファイルが届いた場合、添付ファイルを絶対にクリックしないで下さい。
 ご不安な方は、警察にご相談下さい。


 

2022/03/14

「最新セキュリティ情報 令和4年3月号」動画版を公開!

 最新セキュリティ情報(令和4年3月号)動画版を公開しました。
 今月号の話題は、
・「情報セキュリティ10大脅威2022」決定!
 (恒例の情報セキュリティ10大脅威の最新版が公表されました)
・鳥取県警察におけるサイバー犯罪検挙件数が過去最高!
 (警察庁発行「サイバー空間をめぐる脅威等の情勢について」解説)
です。
 特集として、いずれも毎年公表される2つの資料
  IPA「情報セキュリティ10大脅威2022」
  警察庁「サイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」
の有効活用についてご説明させていただいております。
 また、鳥取県警察本部サイバー犯罪対策課福井係長が人事異動に伴い、所属を離れることから、皆様にご挨拶をさせていただいております。
 ご意見やご感想などのコメントもお待ちしています。

2022/03/10

『ひろげよう情報モラル・セキュリティコンクール』2021受賞者の生徒の皆様です! 

 IPA「ひろげよう情報モラル・セキュリティコンクール」の2021年度、鳥取県サイバーセキュリティ対策ネットワーク賞、鳥取県警察本部生活安全部長賞の受賞者の生徒の皆様の記念写真を各学校担当教諭様からご提供をいただきました。

標語部門(鳥取県立鳥取西高等学校1年)  鳥取県警察本部生活安全部長賞         向山  健 さん  鳥取県サイバーセキュリティ対策ネットワーク賞 田中 ゆら さん


ポスター部門(鳥取県立鳥取湖陵高等学校3年)
 鳥取県警察本部生活安全部長賞         岸本 純哉 さん
 鳥取県サイバーセキュリティ対策ネットワーク賞 太田 弓葉 さん


4コマ漫画部門(倉吉市立鴨川中学校2年)
 鳥取県警察本部生活安全部長賞         小椋 柚季 さん
 鳥取県サイバーセキュリティ対策ネットワーク賞 世瀬 紅葉 さん


 受賞者の生徒の皆様、本当におめでとうございました。


あいおいニッセイ同和損害保険株式会社鳥取支店主催セミナーの開催について

 令和4年3月9日(水)、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社鳥取支店が主催し、鳥取県警察本部サイバー犯罪対策課が協力するオンラインセミナー『サイバー犯罪リスク対策セミナー』が開催され、同課福井貴係長が「鳥取県内をはじめとしたサイバー犯罪の現状と対策」と題するサイバーセキュリティ講演を実施いたしました。

 あいおいニッセイ同和損害保険鳥取支店様は、鳥取県サイバーセキュリティ対策ネットワークのメンバーである一般社団法人日本損害保険協会中国支社鳥取損保会の会員様であり、今回、全国各地でサイバー攻撃による情報漏えい事案やデータ暗号化事案などによる多額の損失被害の事件が複数発生していることを受けて、鳥取県内の中小企業経営者をはじめとする県民の皆様を対象とした損害保険会社主催のセミナーに警察が協力させていただく形で開催が実現いたしました。
 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、Cisco社のWebexMeetingsシステムによる完全オンラインセミナーとはなってしまいましたが、最大数で約80端末が同時接続して参加、ご視聴していただくなど、サイバーセキュリティに関する県民の関心の高さを改めて知ることができました。


 鳥取県警察本部サイバー犯罪対策課員による県内における最新のサイバー攻撃、サイバー犯罪の実状や対策等についての講演、そして、損害保険会社地域戦略室トレーニングセンター長によるセキュリティ対策の必要性や損失被害への備えについての講演など、今後のサイバーセキュリティリスクに関する総合的な視点を養うための充実したセミナーとなりました。

2022/03/04

公益財団法人鳥取県医師会様が新規加入!

 令和4年3月4日付、公益社団法人鳥取県医師会様が鳥取県サイバーセキュリティ対策ネットワークの産業機関メンバーとして、新規加入されました。

公益社団法人 鳥取県医師会 https://www.tottori.med.or.jp

 鳥取県サイバーセキュリティ対策ネットワークは、産業機関11団体、学術機関5校、官公庁3機関で合計19団体となりました。

令和3年度 鳥取県サイバーセキュリティ対策ネットワーク総会の開催について

 令和4年3月2日、第7回目となる令和3年度鳥取県サイバーセキュリティ対策ネットワーク総会が開催されました。


 令3年度の総会は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、完全オンライン形式でのリモート開催となりました。


 まず、鳥取県警察本部前田生活安全部長による事務局挨拶の後、今年度から新たに学術機関会員となられた米子工業高等専門学校倉田教授からご挨拶をいただき、その後、事務局から今年度の活動状況について報告を行いました。
 

 本年度から鳥取県において、GIGAスクール構想が本格的にスタートしたことに伴い、当ネットワークでは、青少年育成鳥取県民会議主催のSNSトラブル防止標語『とりのからあげ』ポスター・動画コンテスト、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)主催の『ひろげよう情報モラル・セキュリティコンクール』ポスター・標語・4コマ漫画コンクールにそれぞれ参画し、青少年がインターネットを利用して犯罪被害に巻き込まれないための広報啓発活動を産学官が地域と一体となって盛り上げました。 また、コロナ禍におけるネットワーク活動基盤として運営している公式ポータルサイト・ブログのほか、新たにYouTubeチャンネルを本格始動させたことにより、インターネットを活用した動画配信等による情報共有体制を拡充しました。さらに、毎年恒例となる「インターネット安全利用関連資料集2022」の制作では、IPAの10大脅威とのコラボが実現したことなど、今年度は、大変、充実した活動となりました。


 会議後半は、検討事項として、現在、国内でも医療機関、中小企業等に対するランサムウェア、エモテットなどのコンピュータウイルスによるサイバー攻撃が社会問題となっていることに伴、公益社団法人鳥取県医師会様のネットワークの新規加入に関して協議について、また、今後の新型コロナウイルス感染症拡大の影響におけるネットワーク活動の取組み事項について、それぞれ意見交換等を行いました。


 鳥取県内におきましても、サイバー空間における脅威は極めて深刻な状況であり、県民の皆様方が安全で安心してインターネットを利用することができる環境を構築していくためには、産業団体、学術機関、官公庁による産学官の連携強化が、ますます重要となります。加速する時代の変化の中、さらなる対処能力向上、人材育成、啓発教育などの各種活動を実施していくことで意見が一致しました。

2022/03/01

「インターネット安全利用関連資料集2022」完成!

 令和3年度の啓発・教育分科会では、鳥取県内で発出されているインターネット安全利用等に関する様々なチラシ、ポスターなどをとりまとめた「インターネット安全利用関連資料集2022」を完成させました。

 毎年恒例となりました資料集制作も今回で4回目となりました。  過去3回は、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)が発行する安全安心ハンドブックシリーズ「インターネットの安全・安心ハンドブック」(平成30年度)、「小さな中小企業とNPO向け情報セキュリティハンドブック」(令和元年度)、「サイバーセキュリティ関係法令Q&Aハンドブック」(令和2年度)の各使用承諾をそれぞれ得て、ひとつのPDFファイルとして組み込んで制作していました。

 今回は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が毎年発行しておられる「情報セキュリティ10大脅威」の使用承諾を得ることができたことから、今年度の資料と組み合わせることで実現しました。印刷して利用することはもちろん、PDFファイルでは、しおり機能により目的のページへ素早く移動できる機能、キーワードによる検索機能などが有効となっておりますので、パソコンやスマートフォン等に保存してご利用するなど、これまでどおり、様々な活用方法でお使いいただけます。県民の皆様にとって利便性の向上、普及の促進を図り、安全性を高める資料集となっておりますので、ご活用下さい。


サイバーセキュリティ関連情報(令和4年3月号)・紙面版

  サイバーセキュリティ関連情報(令和4年3月号)・紙面版をご提供させていただきます。